面倒なギターストロークをLogicProXで簡単に打ち込む方法

ギターはエレキもアコギも打ち込みが難しい楽器ですよね。

今回はLogicProXのQ-Flamを活用してギターストロークを打ち込む手順をご紹介します。

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ギターの特徴

より自然な打ち込みをするには、楽器と奏法の特徴を知っておくことは必要不可欠です。

ギターは音の高さが違う6本の弦が並んでいる撥弦楽器です。指で弦を抑えることにより音程のコントロールができます。

ピッキング

コード弾きするときには低い弦から高い弦の方へ弾くダウンピッキングと、高い弦から低い弦へと弾くアップピッキングがあります。このとき弦の発音に時間差が生まれるために「ジャラララン」という感じになります。

ボイシング

開放弦(弦を押さえていないとき)は太い方=低い方から

6弦:E
5弦:A
4弦:D
3弦:G
2弦:B
1弦:E

の順番に並んでいます。これを意識してボイシングするとギターっぽくなります。

6弦または5弦がルート音を担当するようにトライアド(3和音)を弾くと次の2種類のボイシングになることが多い様です。

  • R-3rd-5th-R-3rd(-R)
  • R-5th-R-3rd-5th(-R)

最後の(-R)は高さによって付いたりつかなかったり。

ギターほぼ未経験者なので正直勘でやってますが、響きが良ければボイシングの再現はある程度で良いかなと思います。

ベタ打ちしてみる

とりあえずボイシングを意識しつつLogicProX付属の音源でベタ打ちでコードを打ち込んでみました。おまけでドラムとベースも。

スクリーンショット 2016-09-06 5.48.03

はい、ギター感まるでないですね。

やはり「ジャラララン」感が欲しい。つまり弦ごとに発音をズラしたい訳ですが一つずつ修正してたら日が暮れちゃいますね。

簡単に「ジャラララン」感を手に入れる手順

1.ピッキングごとにトラックを分ける

まずダウンピッキングとアップピッキングごとに別トラックに分けて考えましょう。

トラックを複製します。

スクリーンショット 2016-09-06 5.49.34

先ほどベタ打ちしたMIDIでアップピッキングにしたいところを選択します。脳内でギタリストに演奏させて「このストロークはどちらかな~」と考えながらやるといいと思います。

スクリーンショット 2016-09-06 5.46.38

選択したノートを切り取って、複製したトラックに作った新しいリージョンにコピーします。

スクリーンショット 2016-09-06 5.51.09

元のリージョンもダウンピッキング部分だけになりました。

スクリーンショット 2016-09-06 5.52.15

分かりやすいようにトラック名を変更して、集約トラックにまとめておきましょう。

スクリーンショット 2016-09-06 5.59.26

2.Q-Flamで発音タイミングをズラす

今回は弦ごとの発音をタイミングをズラすのにQ-FlamというLogicProXの機能を使用します。

Q-Flamとは

Q-Flam:同じタイミング位置にあるノート(コードなど)を分散させます。正の値に設定すると上昇アルペジオ(低音から高音)になり、負の値に設定すると下降アルペジオ(高音から低音)になります。最初のノートイベントの位置(最低音または最高音)は変更されません。

via Logic Pro X: 詳細クオンタイズパラメータ

らしいです。アルペジオにも使えるんですね。

リージョンインスペクタの中に設定項目があります。

スクリーンショット 2016-09-06 5.52.44

昔のLogicはティック単位で設定できた気がするんですが、LogicProXだと1/n分音符単位でしか設定できませんでした…。

まずはダウンピッキング。つまり低い弦から高い弦方向へ弾くときの設定です。

リージョンを選択して値を+1/192にします。

スクリーンショット 2016-09-06 5.55.16

ノートを全選択してクオンタイズボタンを押すと…

スクリーンショット 2016-09-06 5.55.23

このようにズレました。

同じようにアップピッキングのトラックも設定します。

スクリーンショット 2016-09-06 5.57.48

今度は逆方向のピッキングなので-1/192にしてクオンタイズをかけます。

スクリーンショット 2016-09-06 5.56.06

逆方向にズレました。

一度聞いてみましょう。

「ジャラララン」感が出た事でかなりギターっぽくはなりましたが、毎ストローク同じタイミングでズレてるしベロシティも一定なので機械的な印象を受けますね。

せめて、人間らしく

人間らしくして貰うためにもうひと手間。ヒューマナイズというものをかけてみます。

ヒューマナイズはノートの位置、ベロシティ、長さをランダムに変えることによって人間らしさを付加します。

ダウンピッキング、アップピッキング両方のリージョンを選択してノートを全選択します。

スクリーンショット 2016-09-06 6.00.44

ピアノロールのメニューから「MIDIトランスフォーム」→「ヒューマナイズ」を選択します。

スクリーンショット 2016-09-06 6.00.57

次のようなウィンドウが出てくると思います。

スクリーンショット 2016-09-06 6.02.18

今回はノートの位置とベロシティを変化させたいので次のように設定しました。

位置 : +- 000 5
ベロシティ:10
長さ:000 0

設定が終わったら「選択して実行」ボタンをクリックします。

スクリーンショット 2016-09-06 6.01.31

位置とベロシティがランダムに変化しました。

これでもう一度聞いてみましょう。

少しのブレに人間らしさを感じますね。

トラックとリージョンを更に複製して、もういちどヒューマナイズして左右にパンを振って鳴らすと、広がりのあるバッキングギターになりました。

おわり

最近、アコギ使った曲を作りたいな~と思っていたので書いてみました。アコギだけじゃなくてクリーン系のエレキギターとかでも使えると思います。

昔から打ち込みのギターはショボいと相場は決まっていましたが、最近は音源の進化もあり馬鹿にできませんね。まあ弾ける人には敵わないんですけどね。

うちのサークルにもメンバーでギタリストが居るのでなるべく弾いて貰わないとなぁ…。

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