定番マキシマイザ「L3 Multimaximizer」 使い方・活用法

WavesのL3 Multimaximizerが期間限定でセール中です!

$349→$49とかなりお安くなってます!この記事を書いてる段階であと15時間30分くらい。

追記:セールは終了しました

Screenshot of www.waves.com

waves販売ページ

どんなプラグイン?

音圧を上げることに特化した「マキシマイザ」と呼ばれるプラグインです。

音圧戦争の引き金となったとも言われるL1 Ultramaximizerの後継プラグインで、さらに高い音圧レベル帯域ごとの音圧管理を実現できます。

セットには以下のものも含まれます。

  • Includes the L3 Ultramaximizer, L3-LL Multimaximizer and L3-LL Ultramaximizer
  • L3 Ultramaximizer …シングルバンド版
  • L3-LL Multimaximizer …ローレイテンシマルチバンド版
  • L3-LL Ultramaximizer …ローレイテンシシングルバンド版

使い方

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Ultramaximizer

使い易いのはシングルバンド版の「Ultramaximizer」です。

スクリーンショット 2016-08-30 2.07.43

Thresholdを下げるだけで音圧がメキメキ上がります。

Profileで音に変化がありますが僕はほぼデフォで使ってます。

Multimaximizer

「Multimaximizer」は加えて帯域ごとにPriority(優先度)とGain(音量)とReleseを調整することができます。スクリーンショット 2016-08-30 2.20.39

マルチバンドコンプ同様、イコライザの知識も必要となってくるので扱いは難しいですが、マスタリングでは細かい調整が必要となるのでとても便利です。

ローレイテンシ版

ちなみにL3-LLは「ローレイテンシ版」です。

スクリーンショット 2016-08-30 2.25.26

マキシマイザは処理の関係上、レイテンシ(遅延のこと)が大きくなりがちなプラグインですが、ローレイテンシ版はかなりレイテンシが小さくなっているので使い勝手が良いです。

また、音の仕上がりも若干違います。LL版の方が良い結果になることもあるので試してみるのもありかも。

活用法

マスタリングで使う

CD等に収録するときの最終的な音圧、音質の調整です。たぶん一番想定されている使い方だとおもいます。

前述の通り、帯域ごとの細かい調整が必要となる場面が多いのでMultimaximizerの威力が発揮できるところだと思います。

L3だと音圧上げまくってもなかなか割れないので「音圧高すぎ」になりがちなので注意しましょう。その曲が一番良く聞こえる音圧というものがあります。

最近はFG-Xを使用しているので僕はこの用途ではほぼ使いません。

トラックで使う

L3-LLはレイテンシが低いのでミックス前の各トラックやバストラックに挿すことができます。

各トラックの音圧は基本的にコンプレッサーで調整するものですが、「もっと音圧感が欲しいな」といったときにグンっと上げることができます。

バストラックに挿すと音にまとまりができてよく馴染みます。ドラムトラックをバスにまとめてとりあえずL3-LL挿すのはよくやる手です。

アレンジ中の仮音圧調整で使う

意外と一番使ってるかもしれないのがこれです。

アレンジ中、音圧の低い状態では音が聞き取りづらく、また単純にテンションが上がりません。

これを解消する前にアレンジ作業を始める前にマスタートラックにL3-LLを挿しておきます。これで細かいフェーダー操作をしなくても気持ち良くアレンジを進めることができます。

ただし、ミックスを開始する前には必ず外しておきますマキシマイザをかけていない「素の音」を良くしないと最終的には良い結果にはならないためです。

おわり

L3は前から持っていたのですが、かなり安くなっていたので記事にしました。

簡単操作かつ非常に高性能で持ってて損はないプラグインなので是非!

今後はセールに合わせた更新もしていきたいと思います。

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